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2023-06-06

今後の仕事と育児・介護の両立支援について[vol.159]

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【Future通信】今後の仕事と育児・介護の両立支援について[vol.159]
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~_…_~_…_~_…_~_…_~_…_~_…_~ 2023.06.06
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-CONTENTS-

◇【労務】今後の仕事と育児・介護の両立支援について

◇ 編集後記

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【労務】今後の仕事と育児の両立支援について
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岸田内閣において、”異次元の少子化対策”が議論されていますが、今後の
仕事と育児に関する政策がどのような議論がされているか、概略をお伝えし
ます。

令和5年5月30日に、「今後の仕事と育児・介護の両立支援に関する研究会
報告書案」が公表されました。
この報告書は、厚生労働省が招集した有識者会議にて仕事と育児・介護の両立
をするための議論が繰り返し行われ、我が国の課題や対応策をまとめれたもの
です。今後の政策提言として影響力があると思われ、注目されています。

同報告書では、男性の育児参加を促進するためには、以下のような取り組みが
必要であるとされています。

———————————————————————-
1. 男性が育児休業を取得しやすい環境整備
2. 男性が育児に参加しやすい職場環境整備
3. 男性が育児に参加することを社会的に認める風土づくり
4. 父親向けの育児教室やイベントの開催など、情報提供や支援体制の整備
———————————————————————-

この報告書では、事業主が各職場の事情に応じて、短時間勤務制度やテレワ
ーク、出社・退社時間の調整(フレックスタイム制を含む)若しくは休暇など
の柔軟な働き方を措置する制度の中から、2以上の制度を選択して措置を講じ
る義務を設けることが必要であるとされています。このような措置義務は全て
の業種・職種で対応することが求められる可能性があります。育児中のフレッ
クスタイム制の努力義務化について、今後の法改正が想起されます。

また、子が3歳以降、小学校就学前までの期間においては、労働者の仕事や
育児の状況やキャリア形成に対する考え方なども変化していくことが想定され
ています。この期間中に利用される制度が、労働者自身にとって適切な選択で
あるかどうかを確認するために、定期的な面談などを通じて見直しを行うこと
が求められています。

具体的には、以前から適用されていた勤務時間等短縮措置では、子が1歳未満
(平成14年からは子が3歳未満)の場合に、短時間勤務、フレックスタイム制、
時差出勤等からいずれか1つを事業主が選択して措置することが義務付けられ
ていました。このような制度を利用しつつ、労働者自身のライフスタイルや
家庭環境に合わせた柔軟な働き方を実現することが期待されています。

これらの取り組みによって、男性も積極的に育児に参加しやすい社会環境を
整えることが求められています。

また、女性活躍推進法を参考にして、300人超の事業主についても男性の育児
休業取得率等の公表義務付けが必要であることも示されています。

さらに報告書では、「少子化社会対策大綱」において、男性の育児休業取得率
だけでなく、6歳未満の子をもつ男性労働者の育児・家事時間を、2020年まで
に1日当たり2時間30分にすることが目標として掲げられていることも紹介され
ています。男性の育児参加を促進することが、少子化対策や女性の社会進出促
進につながるということが示唆されています。また、男性の育児参加は、家庭
内での役割分担や子育てにおける父親の存在感を高めることにもつながります。

男性の育児参加を促進するためには、政府や企業、地域社会など様々なレベル
で取り組みが必要であるとされています。具体的には、育児休業制度の改善や
男性向けの育児教室・イベントの開催などが挙げられています。

この報告書の他、岸田内閣が進める”異次元の少子化対策”の目玉としても取
り上げられている出生時育児休業給付金の給付率を67%→80%までに引き上げ
る施策を打ち出したり、時短勤務者にも新たな給付金制度の構築も模索されて
います。

少子化対策や男女共同参画社会の実現に向けた重要な提言を行っており、今後
も注目されることでしょう。

(参考記事)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33382.html

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編集後記
先日の大雨で、大変ご苦労された方もいらっしゃると思います。
雨量が大変多く、新幹線の乱れがあったり、浸水で苦しまれている方も
いらっしゃいました。線状降水帯は恐ろしいですね。
幸い私は被害がありませんでしたが、報道を見て、危険を認識はしている
ものの、果たして、自分は災害にまみえたときに、適切な行動や避難が
できるだろうかと、自信を持てません。。
正常性バイアスや同調性バイアスがかかって、僕はまだ大丈夫だと
思ってすぐに行動に出られなかったのでは、と思い返してします。
皆さんはどうでしょうか?これからの災害に備えてお考えいただきたいと
思います。

(杉森)
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